インキュベーション
プログラムについて
福島県浪江町は、東日本大震災において大きな被害を受け、現在もなお復興の途上にあります。
その一方で、復興を加速するトップレベルの最先端プロジェクトが立ち上がる地となっており、多くの大企業も町において実証事業等を進めています。
この特性を踏まえ、町では様々な分野におけるスタートアップの創出と成長支援に強力に取り組んでいくこととしました。今回のプログラムでは、スタートアップ支援に専門的知見を有するメンターによるハンズオン支援を行い、急成長志向/研究開発型/大学発など、様々なスタートアップの事業化をきめ細かく支援します。地域に根差して活躍するスタートアップの方を優先的にご支援する「チャレンジ枠」も設けておりますので、事業規模やフェーズ問わず、皆様ぜひ積極的にご応募ください。
コンテンツ
本プログラムは、主に創業直前後の急成長を志向するスタートアップである法人・個人を支援することを目的とし、初期の事業仮説の磨き上げや事業案構築を中心に、参加者の進捗状況や課題認識にカスタマイズをした支援を提供致します。具体的には、下記のような支援が提供されます。
メンタリング
プログラムパートナーの支援
イベント
各企業・起業家のフェーズや課題感に合わせた支援を提供すべく、完全個別メンタリングを提供します。
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事業ステートメントの磨き上げ
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初期事業モデルの磨き上げ
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初期事業仮説のピッチ資料化
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ストーリーテリング技術の向上
事務局(住友商事/Seahorse Studios)及びアドバイザーからの支援に加え、金融機関や 各領域のスタートアップ支援組織、浪江町を中心とした行政や地域プレイヤーなど、多種多様なパートナーの皆さまをご紹介、必要に応じて、支援を受けることができます。
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産官学民のプログラムパートナーとの繋がり創出
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必要に応じて壁打ち相談会の実施
事業推進のマイルストーンとしてプログラム期間中イベントを開催し、様々なステークホルダーとのネットワーキングを行います。
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キックオフイベントや最終成果報告会(デモデイ)の実施
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地域企業やプログラム過去採択者(アルムナイ)とのネットワーキング
スケジュール
一次書類選考・二次面談選考を経て本プログラムに最もふさわしいと思われる企業・起業家をプログラムへ採択します。
書類選考(一次)
ご提出いただいた情報・プレゼンテーション資料をもとに選考を行います。
ビデオ面談選考(二次)
12月中旬
ビデオ面談で事業への熱い想いをお聞かせください。
選考結果通知
12月下旬
選考結果を選考委員会からお知らせいたします。
※プログラムに正式参加するか、この時点でもご判断いただけます。
キックオフ
1月某日
プログラム関係者の顔合わせ・ゴール設定などを行い、プログラム期間中の支援内容についてディスカッションします。
中間報告会&ネットワーキング
2月某日
プログラム前半の成果を振り返る中間報告会を行います。
キーパーソンとのネットワーキングを行い最終成果報告会に向けての準備を行います。
最終成果報告会(デモデイ)
3月某日
本プログラム3ヶ月間の成果を発表していただく場です。
思う存分に、事業への想いをご発表ください。
支援チーム
各参加者に合わせた『完全オーダーメイドの支援』を提供するため、プログラム支援チームが、プログラム期間を通してメンタリングなどの伴走支援を提供致します。本プログラムは、住友商事株式会社と株式会社Seahorse Studiosが事務局として運営。必要に応じて、シンカプログラムのパートナー企業からの支援も提供致します。
プログラムアドバイザー
葛山 哲司(住友商事株式会社)
住友商事入社後、主に米国を中心としたベンチャー投資と国内外ベンチャー企業との事業開発を担当。約8年のシリコンバレー駐在を経て、現在は、デジタル領域における新規事業開発組織をリーダーとして牽引すると共に、米国でのカンファレンスのスピーカーや米国アクセラレーター向けのメンターを精力的に実施中。
プログラムアドバイザー
早坂 昌彦(東北大学産学連携機構スタートアップ事業化センター 副センター長 兼 特任教授)
福島県いわき市生まれ。2011年に古里が東日本大震災に遭い、地方活性化の重要性を感じた。同じ頃、経営再建中のハウステンボスで社長であった澤田秀雄氏(エイチ・アイ・エス創業者)と出会い、「地方での挑戦に共感」し入社。ハウステンボスでは、世界初のロボットが運営するホテル「変なホテル」の企画・開業責任者などを担当。2015年には電力小売事業を手掛けるHTBエナジー株式会社の代表取締役を兼務し、創業から軌道に乗せた。その後、東日本旅客鉄道株式会社 事業創造本部等を経て、現在は東北大学のスタートアップ事業化センターにて大学発スタートアップの支援に携わる。
プログラムアドバイザー
西野 修一朗(住友商事株式会社)
MIRAI LAB PALETTEファウンダー。I-OPEN Round Table コミュニティWG有識者や各種プログラムの審査員を務めるなど、一貫して、新たな価値をコミュニティドリブンで生み出すイノベーション・エコシステム創りを追求。現在は、浪江町(ナミエシンカ)を活動の拠点としながら、日本全国の様々な現場で、あらゆるジャンルのパートナーと協働しながら、「場・機能・仕組み」作りを通じた価値創造に邁進する。
参加者の声
インキュベーションプログラム
プログラム参加者の本音や裏側が聞ける!
「アルムナイトーク動画」はこちら
3rd Batch Startups
共感を得られる提供価値を見つけ、具体性の高い顧客像も設定することができました。
株式会社
里山エンジニアリング
倉田 慎さん
プログラムに参加した理由は、大学発の技術を活用した事業開発において、真の顧客や提供できる価値を明確にするためです。これまでは、社会課題の解決や技術自体に焦点を当てた議論が多く、事業化やスケールアップに向けた具体的な議論が不足していました。しかし、事業化に知見のある中井さんからの客観的なフィードバックを通じて、価値の見直しができたのは非常に有意義でした。結果として、共感を得られる提供価値を見つけ、具体性の高い顧客像も設定することができました。また、共に参加した起業家や支援者、さらには浪江町の熱い担当者との新たな繋がりも生まれ、今後の事業化に向けて大きな励みとなりました。これらの成果をもとに、今後も事業化に向けて尽力してまいります!
3rd Batch Startups
自社が提供できる具体的な価値を再検討し、ビジョン達成に向けたロジックを整理する貴重な機会となりました。
株式会社RingsCare
大平 智祉緒さん
会社を設立して1年、自分自身の描く理想の世界観を実現するためには、現在の事業が最適なのかという疑問が常にありました。特に、RingsCareの事業は、多様なステークホルダーを抱え、「真の顧客は誰か」という問いが、事業の根幹を揺るがすものでした。メンターとの対話を通して、自社の「ありたい姿」を深く掘り下げ、スタートアップとしての基礎知識を習得することができました。単に自社の想いを発信するだけでなく、ステークホルダーが抱える課題に対して、自社が提供できる具体的な価値を再検討し、ビジョン達成に向けたロジックを整理する貴重な機会となりました。
3rd Batch Startups
経験豊富なメンターの皆様から的確なアドバイスやサポートを受け、試作品としてかたちにすることができたことが大きな成果です。
株式会社konohana
片桐 紀子さん
起業はしたものの、今後どのように事業を進めていくかを模索している中でこのプログラムに出会いました。今までは、製品の素材や機能、スペックを語りたくなり、自分目線で考えてしまいがちでしたが、「あくまでも顧客が欲しがるものをつくること」という基本に立ち返ることができました。経験豊富なメンターの皆様から的確なアドバイスやサポートを受け、「誰が顧客か」、「提供する価値は何か」という問いに向き合う中で新しいアイデアが生まれ、試作品としてかたちにすることができたことが大きな成果です。復興に向けてシンカし続けている浪江町、そこに関わる方々の情熱に触れることができたことで前を向く力をもらえました。
2nd Batch Startups
浪江の皆さまの声を頂く中で、事業アイディアの真価を見出すことができました。
株式会社SOYMIL
佐藤 航平さん
新規事業のアイディアがあるけど、実現方法を模索している中でこのプログラムと出会いました。町を創り上げる熱量を持った人の中でアイディアを磨きたいと考え、申し込みました。プログラムを通して、現地の事業者さんや役場の方からご自身の経験に基づいたリアルな声を頂き、事業案を磨き上げることができました。アイディアを形にできただけでなく、創業者としてブレない軸を深化させることができました。また、浪江町の皆さまと接点を持てたのが大きな収穫です。地域を越境して出会う方々の視点は思考の幅を広げて、アイディアを進化させる上で重要でした。浪江町から生まれたアイディアとして日本や世界に発信していきます。
2nd Batch Startups
強力なメンター陣からの手厚い壁打ちやサポートで、事業戦略の骨格が整理できました。
株式会社はこぶん
森木田 剛さん
サービスローンチ後、着実に導入は進んでいたのですが目の前の案件を捌くことに意識を取られ、「中長期的な事業戦略の構築」にじっくり向き合えていないと感じている中、本プログラムを知り応募しました。現役経営者や大企業(住友商事、CCC)で豊富な事業開発経験を持つ強力なメンター陣から手厚い壁打ちやサポートをいただき、プログラム前にはぼんやりしていたGo to Marketや事業戦略の骨格が、しっかり整理できた事が大きな成果です。浪江町を肌で体感できる事もこのプログラムの大きな魅力の一つで、復興への力強いエネルギーを浴びて、自身の事業にも活力がもらえました。
1st Batch Startups
抽象的な事業構想の「具体化」を鍛えていただき、「サービス」として具体的な形にすることができました
ひと妻DAO(運営:株式会社J-Nout) 代表
小林 すみれさん
事業化に向けた突破口を見つけられずにいる中、偶然このプログラムに出会い、メンターの方々やプログラム内容を知って、「ここならきっと今の私に欠けているなにかが得られるはず」と直感し、申し込みました。プログラムを進めていく中で私に欠けていたものは、抽象的な事業構想を「具体化」するための知識や経験だったんだと気が付き、そこを鍛えていただくことで構想を「サービス」として具体的な形にすることができました。
1st Batch Startups
週1の中井さんのメンタリングは毎度刺激的で、新しい発見がありました。最終的に出資可能性もあるビジネスアイデアを得ることができ、次の展開に繋がりました。
合同会社メタマケ代表
ペスハムさん
一緒に活動されている知人からの紹介でプログラムに参加しました。起業したはいいけど、どんな風に事業化していくかのプランが明確に見えていない中で、スタートアップビジネスをわかっている外の方から、フラットな目で見ていただきたいという想いがありました。週1の中井さんのメンタリングは毎度刺激的で、新しい発見がありました。最終的に出資可能性もあるビジネスアイデアを得ることができ、次の展開に繋がりました。今後はこの プラグラムで得た知見を用いて、様々な切り口から楽しいイベントコンテンツを作っていきたいと考えています。
1st Batch Startups
プログラムを通して、得意分野が明確になり、それを活かした事業のアイディアはこれまでの考え方を一段階押し上げるものでした。
株式会社ON-WORK
古波津 陽さん
「スタートアップ起業家育成講座」受講中にプログラムについて知りました。起業自体はそれほど難しくはなかったのですが、事業のアイディアが明確でなく呆然としており、そんな状況を抜け出すために迷わず応募しました。プログラムを通して、私の得意分野が明確になり、それを活かした事業のアイディアはこれまでの考え方を一段階押し上げるものでした。メンターの中井さんから多くのヒントをいただき、ワクワクしながら詳細を練っていきました。一方で、遅れを取っていたり、不得意なパートも浮き彫りになったので、今はその領域を楽しみながら学んでいます。
よくあるご質問
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浪江町民でなくても参加可能ですか?はい、参加可能です。スタートアップ起業に興味のある方は浪江町民以外でもどなたでも参加頂けます。
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参加費用はかかりますか?浪江町役場完全バックアップのため無償でセミナー参加およびアーカイブ動画のご視聴が可能です。 オンラインセミナー参加時の通信費や対面参加時の交通費など参加にかかる諸費用につきましてはご自分でご負担いただく形となります。
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参加登録はどのように行えばよいですか?本講座はオンラインセミナーツールZoomを使用して実施致します。登録はこちらのリンクよりお願い致します。 1度ご登録されると全ての回にご参加頂けるようになります。
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参加にあたって何か条件はありますか?条件はございません、どなたでもご参加いただけます。 特にスタートアップ起業に関心のある起業家候補の方やスタートアップ経営者・メンバー、また支援機関やスタートアップとの連携を模索する企業などの方にはより参考となる内容にはなっておりますが、それ以外の方でもご参加が可能です。 また参加したことで浪江町での起業や事業展開を強制するものではありません。
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Zoom以外に視聴する方法はありますか?本講座はZoomのみを使用しセミナー配信を行います。 Zoomがご利用いただけない方に関しましては申し訳ございませんが、開催後に本ページにアップロードされるアーカイブ動画をご視聴ください。